「セルフマネジメントを実行する前に目的(purpose)とビジョン(vision)を明確にする」動画(4.2.5)の要約

「ティール組織」著者、フレデリック・ラルー氏の動画シリーズを要約しています。あくまで要約であり、すべての文言を正確に表現しているわけではございませんのでご了承ください。動画の翻訳については、ラルー氏のHPより「No more permission needed :)(許可必要なし)」とありますので、もし翻訳に協力したい方がいらっしゃれば、以下の動画の「設定」⇒「字幕」⇒「字幕を追加」で追加することが出来ます。

「セルフマネジメントを実行する前に目的(purpose)とビジョン(vision)を明確にする(Clarify the purpose and vision before you start)」要約

セルフマネジメントを実行する前に目的(purpose)とビジョン(vision)を明確にする

セルフマネジメントを実行する前に、今一度組織の目的(purpose)とビジョン(vision)を明確にする必要があるかもしれません。セルフマネジメントでは、組織全員が組織の目的とビジョン、数年後の組織のあるべき状態というものを把握し共有するため、多くの連携は組織的にそして自発的に生まれます。

このことから、組織全体で目的とビジョンにはっきりとした意識を持っていないとセルフマネジメントはできません。あなたの組織またはチームでは、これがしっかりできているでしょうか。ほとんどの場合、答えはノーだと思います。

まず、目的とビジョンは二段階あります。組織全体としてのものと、それぞれのチームでのものです。これらの、目的とビジョンをどう定めるかについてはここでは詳しくは言及しません。私よりもそういうことについて詳しい人はたくさんいるでしょう。ただ一つ強く勧めるのは、この2つを設定するときに高慢でたわごとのようなことを言うのはやめることです。単純に実用的ではないからです。

あなたが探すべきは現実的かつ実用的で、トレードオフを手助けするようなことです。トレードオフを論じるにあたって今すぐに思いつく使えるメカニズムとしては、極性について話すことです。概して、あまり遠くない将来はイノベーションよりも標準化を支持する、新規顧客よりも既存顧客を支持する、デスクトップアプリよりもモバイルアプリを支持する、といった具合です。

そして目的とビジョンを決める際に、ティール組織の考え方的には、などと自分の頭の中だけで考えずに今起こっている現実に任せて考える、ということに気付きましょう。必ずしも標準化よりもイノベーションを常に支持しないといけない、などと考えなくて良いのです。あなたの組織は、十分にはっきりとした目的とビジョンを捉えていますか。セルフマネジメントを実行するにあたって、これらが構築できていればマネージャーがいちいち口を出さずとも組織全体で協調的な行動が取れるはずです。

 

 

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