「フラット型組織、セルフマネジメント、どの言葉を使うか?」動画(4.2.2)の要約

「ティール組織」著者、フレデリック・ラルー氏の動画シリーズを要約しています。あくまで要約であり、すべての文言を正確に表現しているわけではございませんのでご了承ください。動画の翻訳については、ラルー氏のHPより「No more permission needed :)(許可必要なし)」とありますので、もし翻訳に協力したい方がいらっしゃれば、以下の動画の「設定」⇒「字幕」⇒「字幕を追加」で追加することが出来ます。

「フラット型組織、セルフマネジメント、どの言葉を使うか?( Use the term “self-management” )」要約

フラット型組織、セルフマネジメント、どの言葉を使うか?

前回のビデオでは、どの程度までセルフマネジメントを実行するのか、どの段階まで実行したいのかという質問を投げかけました。では今回はあなたが実際にフルセルフマネジメントを実行することにした、と仮定しましょう。

さて、周囲の人たちにどのように説明しますか。リーダーのなかには「セルフマネジメント」やそれに似た用語、組織のフラット化について話すことを牽制する人もいます。組織のフラット化というとどうしても全く新しい方針への懸念や誤解などがつきまとうからです。大きな組織が大幅な軌道修正をしたときは、実際にそれが反映されるまで時間がかかりますよね。そして人々の中には新しい方針への多くの期待と、同時にまた期待はずれがあるはずです。

なので、私はこの「セルフマネジメント」という言葉をあえて使わないということに共感はするのですが、自分が頭に思い描いていることを実現させるには、どのような形でも結局いつかはきちんとした用語を使って説明しなければいけません。

そこでやってほしいのは、コンセプトを説明するときは必ずストーリーを効果的に伝えることです。なぜセルフマネジメントをしたいのか、組織にとってそれがどう組織の目的に作用してくるのか、 自分がもっている世界感とどう関係してくるのか、組織の人々が最適に業務をこなすためにそれがどう関わってくるのか。

ただ、セルフマネジメントについて話す際に毎回この壮大なストーリーを語っていては聞く人に辟易されるので、効率的に伝えるためにもただシンプルに「セルフマネジメント」という言葉を使ったほうがいいかもしれませんね。

そしてここでいうストーリーとはほんの一文にも満たないものでいいのです。何文も使って「ああでこうだからこうしたほうがいいと思う」と説明するよりも、「組織全体で力強くなるために」、「チーム自身の決断力のために」、「長々しい承認プロセスを払拭するのに」、などシンプルな言葉を使ったほうがセルフマネジメント対して 無駄な懸念や誤解を与えずに伝えることができます。

 

 

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