ティール組織の実現に向けた
エゴを超えたリーダーシップ
入門プログラム
ティール組織に興味はあるけど・・・
こんな悩みはありませんか?
  • ティール組織を実現するための手法を学んだが、実際のところ思ったようにうまく行かない。
  • 組織を自律分散型にしたいが、どうしても自分に依存した組織になってしまう。
  • 組織を成長させるために自分が成長しないといけないことはわかっているが、何をどう学んだらいいのかわからない。
  • 組織を成長させたいが、自分のリーダーとしての能力に自信がない。
  • ティール組織を実現するために、管理職やリーダークラスにどんな教育をしたらいいのか悩んでいる。
ティール組織のリーダー像とは?

ティール組織とは、従来の階層的な組織とは違い、自律分散型で個人の主体性が最大限に尊重される組織のことです。メンバー一人ひとりが自発性と責任を持って行動し、組織全体として高い生産性と適応力を発揮することができます。

しかし、このような自律分散型組織を機能させるには、リーダーに極めて高い自己統制力と広い視野が求められます。自分の利己的欲求に惑わされず、組織や社会全体の利益を第一に考え、他者の意見も謙虚に受け入れる資質が必要不可欠なのです。

『エゴを超えたリーダーシップ』では、脳科学的なアプローチを用いて、この資質を体得するための理論と方法論を提供します。

『エゴを超えたリーダーシップ』
著者ジョン・ナイツ氏からのメッセージ

ジョン・ナイツ氏プロフィール

リーダーシップ開発における著者、講演者、ソートリーダー。オックスフォード・コーチング&メンタリング・スクールでシニア・エグゼクティブ・コーチングの資格を取得し、オックスフォード大学でリーダーシップ開発を講義し、チェスター大学で労働基盤学習の分野で名誉講師を務めました。彼は、感情知性、精神知性、神経科学を組み入れたトランスパーソナル・リーダーシップの専門家です。ジョンはまた、文化変革、企業戦略、組織開発、買収およびジョイントベンチャー、業務財務、マーケティングおよび販売の分野でも専門知識を認められています。

リーダーシェイプ・グローバルの共同設立者であり、会長。
リーダーシェイプグローバル社のクライアントの一部

フレデリック・ラルーの著書「ティール組織」は、今後の複雑で変化の激しい社会に求められる、新しい標準的な組織のあり方を描いています。そのような組織を実現するには、創造・発展・維持・改善のできるリーダーを生み出すことが肝心です。

私たちは、『エゴを超えたリーダーシップ』(2018年、Routledge社)で、リーダーが継続的に成長し、エゴを乗り越えて本物のリーダーシップを発揮するための自己啓発の道筋を提示しています。

合理、感情、精神の統合

本物のリーダーとは、合理性、感情、そして精神の知性が統合された、倫理的で思いやりのあるリーダーです。持続的な業績向上文化の創造にもつながります。

この手法は、ロバート・キーガンやケン・ウィルバーらの「成人発達理論」を基礎としつつ、リーダーが能動的に脳の再構築を図り、エゴを超えて行動するために成長するための方法論を提供しています。

「エゴを超えたリーダーシップ」の旅路には2段階があり、ビジネススクール等の一般的なリーダーシップ教育を超えた領域にあります。

エゴを超えて導くための全体像

中間段階では、自己・他者・世界への気づきを高め、感情のコントロール(感情知性)を学びます。

上級段階では、組織や利害関係者のためにエゴを越えて行動します。

人間の脳は柔軟性があり、新しい考え方や行動を身につけることで、脳の神経回路が変化・発達していきます。このような脳の可塑性を活かすことが、リーダーとしての資質を磨く上で重要になります。

ティール組織へと導くリーダーになる

具体的には、以下のようなプロセスを通じて、エゴを離れた思いやりの心や他者への配慮力を身につけていくことができます。

  1. 初めは意識を払い、意図的に思いやりの行動を実践する。
  2. そうした小さな実践を地道に継続する。
  3. すると徐々に、そうした行動が無意識的な習慣になっていく。
  4. その過程で、脳内に新たな神経回路が形成される。

要するに、良いリーダーシップを発揮するためには、日々の小さな実践の積み重ねが不可欠なのです。まるで運転を覚えるように、意識的な練習を重ねることで、徐々に身につけていくことができます。

20年以上にわたり、グローバル企業のトップから起業家、社会的企業のリーダーを対象に、この独自のプログラムを開発・提供してきました。私自身も、経験を振り返ればこの手法を知っていれば、よりリーダーとして成功できたと思われます。

実際の事例として、英国の年金運用ファンドでは経営陣の世代交代に際し、「エゴを超えたリーダーシップ」を1年にわたって実施し、組織と個人の変革を実現し、業界の変化に対応できるようになりました。

こうした取り組みを通じ、ラルー氏が唱える次世代の「ティール組織」に必要なリーダーシップ育成に寄与できればと考えています。

ティール組織の実現に向けた
エゴを超えたリーダーシップ
入門プログラム
書籍PDF(308P)

書籍「エゴを超えたリーダーシップ」のPDF版をダウンロードいただけます。もちろん、日本語に翻訳済みです。

第1章 この本の背景 (21ページ)

この章では、本書の目的、対象読者、使い方、トランスパーソナル開発の課程など、本書全体の背景情報が説明されています。

第2章 パート1 イントロダクション『中級レベル』 (34-41ページ)

ここからが本書の本題であるリーダーシップ開発の具体的な内容に入ります。この章では、中級レベルのリーダーシップ開発プログラムの概要と各ステップが紹介されています。

第3章 リーダーシップを理解する (42-55ページ)

リーダーシップの定義、リーダーシップとマネジメントの違い、リーダーの能力レベル、良いリーダーシップとは何かなどの基本的な概念が説明されています。

第4章 リーダーシップの脳神経科学 デフォルトと感情 (56-66ページ)

脳の構造と機能がリーダーシップにどのように関わるかについて、脳神経科学の観点から解説されています。

第5章 自己認識を高める (67-77ページ)

自己認識の重要性とそれを高める方法が、個人の趣向や事例を交えながら詳しく説明されています。

第6章 感情とその扱い方を理解する (78-85ページ)

感情の本質と感情をコントロールする方法が、具体的な事例を交えて分かりやすく解説されています。

第7章 感情的知性の力(感情を管理する) (86-101ページ)

感情的知性の概念と、感情的知性を高めるためのコンピテンシーや能力が挙げられ、実践的なアドバイスが述べられています。

第8章 様々なリーダーシップ・スタイルを利用する (102-112ページ)

6つのリーダーシップスタイルが紹介され、それらを効果的に活用するためのヒントが提示されています。

第9章 リーダーシップにおけるコーチング (113-126ページ)

コーチングの定義と重要性が説明された後、実践的なコーチングスキルが6ステップで解説されています。

第10章 組織文化を高めるパフォーマンスを作る (127-145ページ)

組織文化とパフォーマンスの関係、理想の組織文化を作るための4つのパラメーター、文化を向上させるためのモデルなどが詳しく述べられています。

第11章 強みの特定と開発分野の改善 (146-152ページ)

前章までの内容を踏まえ、自身の強みと改善が必要な分野を特定し、行動計画を立てる方法が説かれています。

第12章 パート2「上級レベル」イントロダクション (154-162ページ)

上級レベルの内容に入る前に、認識と意識の違い、精神的知性の概念が説明されています。

第13章 リーダーシップの8つの統合コンピテンシー(8ICOL®) (163-172ページ)

リーダーシップに必要な8つの統合コンピテンシーが、3つのコア・インテリジェンス(合理的・感情的・精神的)と関連付けながら解説されています。

第14章 意識の神経科学とリーダーシップへの応用 (173-182ページ)

意識と脳神経科学の関係が科学的に説明された後、リーダーシップにおける精神的知性の重要性が論じられています。

第15章 エゴを越える すべてのステークホルダーに貢献する (183-195ページ)

エゴを管理し超越することの重要性と、全てのステークホルダーに貢献するリーダーシップのあり方が述べられています。

第16章 判断と意思決定を改善する (196-208ページ)

合理的、直感的、本能的、洞察的、倫理的な5つの意思決定プロセスが解説され、それらを効果的に使う方法が説かれています。

第17章 リーダーシップの価値観 個人の良心と自己決定 (209-223ページ)

個人の良心や倫理観、価値観が、具体例を交えてリーダーシップにおける重要性が論じられています。

第18章 ダイバーシティを管理する (224-234ページ)

ダイバーシティの背景と管理に関する様々な視点(統一、一致、学習、統合)が紹介されています。

第19章 トランスパーソナル・リーダーの内面的成長 (235-247ページ)

トランスパーソナル・リーダーが内面的に成長するための方法と、他者に影響を与える外面的能力が解説されています。

第20章 社会の大義のための選択 (248-255ページ)

トランスパーソナルな資質と価値観が挙げられ、社会の大義のためにそれらを選択することの重要性が説かれています。

第21章 継続的な自己開発 (256-266ページ)

自己開発は終わりのない旅であり、その困難さと複雑さが指摘された上で、継続的に実践していく方法が提案されています。

第22章 現代の学習原則と方法論 (268-284ページ)

リーダーシップ開発プログラムを実際に実施する際の、様々な学習原則と方法論が具体的に解説されています。

第23章 リーダーシップ学習と開発における倫理の浸透 (285-292ページ)

リーダーシップ開発において、個人や組織にどのように倫理観を浸透させていくかが論じられています。

解説動画(約58分)

書籍の概要についてわかりやすく解説した動画をご視聴いただけます。

個別相談会

エゴを超えたリーダーシップを身に付けるために何が必要か、個別に相談いただける機会をご提供いたします。

日本語版監修者

坂本路子

一般財団法人日本アントレプレナー学会 評議員

起業家の両親のもとホテル、飲食、不動産、サロン、アミューズメント施設等の数々のビジネスを経営。起業〜売却ビジネスの経験を積み、ロンドンのビジネススクールに留学後にコンサルタントとして独立。中心となる強みは、人材組織開発とシステム化。現在は、ヨーロッパ、日本、アメリカの3拠点を行き来し、海外国内クライアントに向けて世界基準の情報を提供する海外ビジネスコーチでもある。

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【含まれる内容】

  • 「エゴを超えたリーダーシップ」書籍日本語版PDF(通常価格2,400円)
  • 解説動画(約58分)
  • 個別相談会(約40分)

【対象者】

ティール組織を目指す組織リーダー/マネージャークラス、経営陣の方

【価格】

5,500円(税込)

【お届け方法】

お申込み後、1両日中に書籍ダウンロード、動画ご視聴が出来る会員サイトをご案内いたします。

一般財団法人日本アントレプレナー学会は、2010年よりマイケルE.ガーバー氏の日本における独占ライセンシーとしてスタートし、現在は世界中から経営に役立つコンテンツを集めて日本の経営者の方々にご提供しております。

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