ティール組織の研修/コーチング

ここではティール組織ではどのように研修やコーチングが行われているかを紹介していきます。

概要

ティール組織では人事部が決めた特定のトレーニングが用意されているわけではなく、自分の能力開発は自分に責任がある、と言っても良いでしょう。とはいえ、学びの機会は多く用意されており、各自が必要なことを自分で選択して学ぶという形式が取られていることが多いようです。

 

従来型組織の研修とコーチング

レッド組織

レッド組織はオフィシャルなトレーニングはないと言っていいでしょう。組織に入ると兄貴分みたいな人に付き、あれこれ見て学び、成長していくことになります。

アンバー組織

アンバー組織では、役割が明確に分かれているため、役割に合わせて専門的な職業訓練が行われます。

オレンジ組織

オレンジ組織の多くは、人事部門によってトレーニングが提供されています。階層や職種ごとに体系化されたトレーニングが用意されていることがあり、トレーニングを受け、実績を積めば昇進していけるようになっています。また、経営陣には外部のエグゼクティブコーチが付いていることもあります。

グリーン組織

グリーン組織もオレンジ組織と似たような研修が用意されます。オレンジ組織と異なるのは、上司や経営陣がサーバントリーダーとして部下や社員をサポートする傾向にあるという点です。従って、昇進するためには能力や実績だけではなく、他者への貢献心やカルチャーを体現しているか?などが判断基準になります。

 

ティール組織における研修とコーチングの特徴

個人の責任

ティール組織でも多様な研修プログラムが用意されていることが多いようです。一方で、ティール組織の大きな特徴は各メンバーが自分の成長や学びについて責任を持つ、ということです。そして、昇進のための学ぶのではなく、自己成長のために学ぶ、という傾向があります。

研修の種類

ティール組織では、文化を共有するためのトレーニング、自己開発のためのトレーニングなど他の組織ではあまり見られないトレーニングが用意されています。一方で、仕事に必要な能力や知識を学ぶトレーニングも従来型組織と同様に用意されています。

オンボーディング

ティール組織は独特の運営手法を取っているため、新入社員が入ってきたとき、文化やプロセスに馴染むための時間が必要となります。そこで、オンボーディングプロセスが工夫されています。詳しくはこちらをご覧ください。

ティール組織のオンボーディング

同僚がトレーナー

ティール組織では、外部の研修講師を呼ぶことはあまりなく、基本的に研修のテーマごとに同僚が講師役となります。こうすることで、お金を節約でき、講師役は教えるためにさらに学びが深まります。また、彼らの中には研修内容を外部向けに公開している会社もあります。たとえばザッポス社は同社の企業文化に関するトレーニングを外部向けにも提供しています。

コーチング

ティール組織では、多くのメンバーが日々の仕事でコーチングを活用しています。

チームコーチング

ハイリゲンフェルト社は、専門分野(人間関係、組織開発、システム思考、リーダーシップ)を持つ4人の外部コーチと協力し、各チームにコーチングを提供しています。チームは毎月コーチを依頼することが出来ます(少なくとも年に1回はセッションをうけることが推奨されている)。外部コーチの助けを借りて、チーム内での緊張状態を明らかにし、それを解決する方法を探します。

ピアコーチング

Buutzorgには、「Intervesie」と呼ばれるピアコーチングがあります。チームのサポートで、個人の問題を特定したり解決したりするプロセスです。一般的な組織で行われるような同僚からアドバイスを受ける、ということではなく、自分自身で問題を解決できるように促します。

プライベートコーチング

ティール組織の中には、社員と家族に対して仕事以外の問題についてもコーチングやカウンセリングを提供している会社もあります。これはティール組織の全体性を表現したものです(当然、内容は機密に扱われます)