「ティールに組織図はない、は誤解。組織図と役割を明確化する」動画(4.2.13)の要約

「ティール組織」著者、フレデリック・ラルー氏の動画シリーズを要約しています。あくまで要約であり、すべての文言を正確に表現しているわけではございませんのでご了承ください。動画の翻訳については、ラルー氏のHPより「No more permission needed :)(許可必要なし)」とありますので、もし翻訳に協力したい方がいらっしゃれば、以下の動画の「設定」⇒「字幕」⇒「字幕を追加」で追加することが出来ます。

「組織図と役割を明確化する(Making the new structure visible)」要約

 

組織図と役割を明確化する

セルフマネジメントに関してもっともよくある誤解が、組織構造がなにもないというものです。これはほとんどの組織で起こることであって、古いヒエラルキーの層を取り払ったから組織構造や役割などがなにもないというわけではないと気づいてもらわないといけません。このことから、新しい組織構造をできるだけ可視化してつくりあげることはとても重要になってきます。

まず、それぞれのチームで誰がどんな役割を持っているのかを誰が見てもわかるようにしなければなりません。ホワイトボードやマグネットなどなんでもいいのでいつも皆んなの目にふれるところへ置いておきましょう。もし組織が大きいなら、チームを超えて組織全体が構造について理解しておかくべきです。まず、単純い二重線の丸い表現を用いることです。丸の外側は直に組織外と触れる立場のチーム、また内側はセルフマネジメントで必要な限られたサポートチームです。もしチーム同士が物理的に近いのであれば、組織構造を説明するのにソフトウェアなど使わずに、ただロビーでも壁でも、すぐ目のつくところへ貼っておくことです。

しかしもし大きな組織などで上記のような方法が難しいのであれば、グラスフログ(glass frog)などのホラクラシー運営管理用のソフトウェアを使用しましょう。このソフトウェアを使用する利点としては、シンプルに描写するよりも組織図をより深く表せるという点です。またチームそれぞれが目的を加えることができたり、細かい説明もできます。

そして組織構造を視覚的にしたあとは、どのようにこれを維持し、アップデートするかですね。これは毎度ひっかけ問題みたいなものなのですが、どのような組織図でも、献身的に役割に徹する人がいます。このような人にチームのアップデートに責任感を持ってもらうのは1つの手です。または、1ヶ月2ヶ月ごとにミーティングを開きその中で壁に貼ったチャートやソフトウェアをアップデートしたりするのもいいですね。

ビデオ1本を使って組織図のことを話すななんてくだらないことのように聞こえるかもしれませんが、セルフマネジメントには組織構造がないなどの誤解を招かないように、組織全体がきちんと組織構造を理解するにはとても大切なことなのです。

 

 

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