「心理的オーナーシップとは?社員に当事者意識を持たせるには?」動画(4.2.4)の要約

「ティール組織」著者、フレデリック・ラルー氏の動画シリーズを要約しています。あくまで要約であり、すべての文言を正確に表現しているわけではございませんのでご了承ください。動画の翻訳については、ラルー氏のHPより「No more permission needed :)(許可必要なし)」とありますので、もし翻訳に協力したい方がいらっしゃれば、以下の動画の「設定」⇒「字幕」⇒「字幕を追加」で追加することが出来ます。

「心理的オーナーシップとは?社員に当事者意識を持たせるには?(What’s the level of psychological ownership)」要約

心理的オーナーシップとは?社員に当事者意識を持たせるには?

今までの動画で信頼と自己修正についてお話したことがありましたが、時に評価は必ずしも不都合にならないという話でしたね。このトピックはとても重要だと思います。あなたはセルフマネジメントを実行するにあたって、どれだけのリスクをとるかという課題にぶつかるはずです。

そこで、組織の人間がどれだけ心理的オーナーシップ(psychological ownership)を持ち、自分たちの仕事がどの程度組織に関わってくるのか、組織のためにどれだけ良い仕事をしたいかが大切になってきます。心理的オーナーシップのレベルが高い状態、いわゆる組織全体で高い当事者意識を持っていると短い時間でリスクを取れるようになります。

給料のためだけに働いているという人は多くの組織でみられます。すべての責任は組織の上の者にあり、自分たちはただ課された仕事をするだけだと。このような状態だと、経営者としてはリスクを取りたいときがあっても、みんな自分たちがやっていることにプライドを感じないのでリスクを取りたがらず、良くない結果になりがちです。

そこで、自分の組織の心理的オーナーシップレベルを確認してみましょう。そして、もし組織の心理的オーナーシップレベルが高くない場合、どうレベルを上げていけば良いでしょうか。まず悪い例からお話しますね。古くさいよくある考え方で、ウサギに人参を与えるように社員に動機を与えやる気をおこさせることですが、これはあまり効果がありません。やる気があるふりをさせることはできますが、本当にやる気にさせることは難しいです。

ではどうやって組織や仕事にプライドを持たせることができるのでしょうか。私がみてきた中で道理にかなっていると感じた方法は4つです。

一つ目は、組織として重要である目的を明確にすることです。もし組織で魅力的な目的を持っていないのなら、そこを考えることから始めましょう。

二つ目は、その目的を賞賛する機会をつくることです。どんなに魅力的な目的があっても、組織の人間が認知していないと意味がありません。具体的な例としては、人々がなににプライドを持って仕事をしているかをビデオでシェアしたり、ハッシュタグをつくったりなどができますね。

三つ目は、社員全員がそれぞれ持っている仕事のプライドや苦悩が見えるように組織を体系化しましょう。最近では実に多くのチームが自身のチームの仕事の結果を知る機会がありません。この体系を変えることは、組織内の当事者意識を上げるにあたって大事なステップになります。

最後に、社員に信頼されるトップリーダーシップ、組織の最高指導者を持つことです。組織のトップが店舗に足を運ぶなどの行動は、社員とのつながりを深め、社員自身が組織の一員であることを認識するのを手助けします。この信頼関係を築くことは、組織全体への信頼を高め、結果的に心理的オーナーシップを高めることに繋がります。

 

 

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